コイル式熱交換器は、伝熱管をコイルのように巻いている構造になっています。この伝熱管に流体を流していく事で、熱を放出していきます。伝熱管の素材はガラスや鋼材が使われており、熱の伝導率を高めています。

コイル式熱交換器の使い途は、食品工場や製薬工場などで槽に入れている液体を冷却して使ったり、蒸留装置の予熱器や冷却器として使ったりというものがあります。構造がシンプルである為、槽に入れるだけで使えます。また、空冷用途でも使われる事があり、効率的な熱循環の仕組みは幅広い分野で使用する事が出来ます。

ガラスを使っている場合は、耐蝕性に優れており、薬品などで使った場合に伝熱管が化学反応で溶けてしまったり、錆びてしまったりというリスクがありません。半永久的に使えるのも導入のメリットです。