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空冷方式と水冷方式の違いとは

2023年7月、世界気象機関は今年が観測史上最も暑い夏になる可能性が高いと発表しました。このような状況下で、冷却装置の需要はますます高まっています。今回は特に代表的な冷却方式である空冷と水冷の違いを見ていきましょう。

          

空冷方式の特徴

空冷方式は空気を媒体とする冷却方式です。特徴的な構造としては「冷却フィン」と「放熱用ファン」があります。空冷方式は熱を帯びた対象物に空気を当てることで、熱を逃がします。この方式のメリットは、簡単な構造で部品点数が少ないため、コストが低いこと。デメリットは、冷却能力が外気温に依存するため、限度があることです。

           

水冷方式の特徴

水冷方式は水を媒体とした冷却方式です。この方式では、冷却水が通る配管を、熱を帯びた対象物の近くに設置します。水は空気よりも比熱が高いため冷却効率もよく、空気よりもはやい速度で熱を奪うことが出来ます。しかし、構造が複雑で大規模なシステムが必要な点はデメリットと言えるでしょう。

                 

空冷方式と水冷方式の比較

空冷方式と水冷方式を「構造」、「部品点数」、「冷却システム」、「冷却能力」の4つの観点で比較してみましょう。まず、空冷方式は簡単な構造で部品点数が少ないですが、冷却能力は低いです。一方で、水冷方式は冷却能力が高いですが、構造が複雑な為コストがかかります。

             

まとめ

冷却方式にはそれぞれの特徴があり、選ぶ際には多くの要素を考慮する必要があります。空冷方式は簡易的でコストが低いですが、冷却能力に限度があります。水冷方式は冷却能力が高いですが、コストがかかります。この記事が、冷却方式の選び方の参考になれば幸いです。

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