工場で使用されることが多い冷却機器には4種類のものがあります。空冷式熱交換器は周囲の空気を冷媒とする熱交換器であり、ごみ焼却プラントや石油コンビナートなどで取り入れられることが多いです。水冷式熱交換器は2系統の液体を混合せずに冷却するものであり、車のエンジン冷却などにも採用されています。

クーリングタワーは冷却塔と呼ばれる工業用水に用いることができ、循環水と外気が接触して循環水が蒸発する際に生じる潜熱を利用して冷却することが特徴的です。チラーは冷媒循環の冷凍サイクルと冷水循環の水回路の2つから形成されており、空冷式を選べば外気と熱交換ができ、水冷式を選べば排気と排熱なしで冷却することができます。